ABOUT

お骨壺は、インテリアとして十分な気品を持ち、且つ、身近に置いて心が慰められるような、美しくも温かい器であってほしい。リリー・エデンでは、1寸から5寸までのお骨壺と、シャビーシックな雑貨を販売しています。

オーセンティックな白は勿論、陶磁器では表現出来ない柔らかなピンクベージュのお骨壺や、ビクトリアンテイストの黒など、他では見られない、絵になるお骨壷をご提案しております。これから生前準備をされる方にも是非、ご自身のドレスを選ぶ時のような気持ちでリリー・エデンのお骨壺を選んで頂ければと存じます。

美術を学んでいました。
ロンドン留学時代、天使の美しい骨壺を、ある女性が、自宅の書棚に飾っていました。彼女は、自分の時間が終わる時まで、骨壺の中の人を身近に置きたかったのだと思います。そして、特別美しい器を用意して、彼女の日常の風景として受け入れる事にしました。眠る人もまた、祭壇の奥や墓石の下より、好きな本の隣や家族の声が聞こえる所ならどんなに心安まるだろうかと思うのです。

今は日本に帰って、一年の半分は画家として作家活動をしています。私のモチーフは生き物ですが、その煌めきを見極めたいと目を凝らすほどに、「生」の向こう側にある「死」が透けて見えてしまうことがあります。皮膚の下の骨格を想像しなければならず、父に肖像画を頼まれた時が、一番つらかったです。

仮に「死」は「生」の正反対だとしても、それは一枚のコインの裏と表くらいに密接しているのかもしれません。私達生物に予め組み込まれているものでもあります。前述のイギリス人女性のようにそれを受け止め、むしろ日常の風景に取り入れて大切にするという事は、実は知的で素敵なことではないかと思うのです。

そんな事を思う絵描きが、立ち上げたショップです。

いつも温かな気持ちにさせてくれた命が存在した証を、美しい骨壺に込めてメモリアルボトルとして身近にずっと置いておきたい。リリー・エデンは、それがかなう美しい骨壺を作り続けたいと思っています。

愛情いっぱいの思い出が、いつまでも皆様と共にありますように。

心を込めた作品をご用意してお待ちしております。

リリー・エデン 店主